長崎島原の時代おくれの酒蔵🍶

酒とくに日本酒は、その繊細な味 飲む温度や料理とのマリアージュをすごに気にするタイプなんですが

なんとも尖がっていない、キレがあるわけでも特別にまろやかさ、やわらかさを感じるわけでもない酒と長崎で出会いました、九州は福岡 佐賀で

好きな日本酒はあるけど、やはり東北の酒 山形屋福島そして新潟、静岡と大好きな飲みなれたお酒があって、まさか長崎で日本酒を飲む意識はまったくなく

特に魚料理には焼酎でいただくのが九州の主流の飲み方、故郷大分と二強といえる程の魚のおいしい県といったら間違いなく「長崎県」。

大分のような全国的な関サバ・関アジ・臼杵ふぐ・城下かれいといったブランド力こそないが、日本屈指の豊富な魚種ほをほこり、東シナ海、日本海、大村湾、有明海とそれぞれの顔を持つ魚料理、五島列島や壱岐対馬、そして島原半島は魚の宝庫、漁業も「イカ釣り」「小型底引き」「刺網」「定量網」「一本釣り」「採貝」….と豊富な業の伝統手法もあり、この魚が美味しいといわれる九州のトップはまさしく長崎といっても過言じゃないと思います。

その魚とのマリアージュ…..キレのある酒 やはり東北かな~、そう思っていました。

なんと思います….これは「はねぎ搾り」といって、江戸時代から伝わるお酒を絞る装置?というか手法です….

実際に見に行きましたが、約8メートルくらいあってテコの原理で動かします。

【長崎南島原 酒藏吉田屋のはねぎ搾り】

ポジショニングはわかりにくく、所謂とがっていない酒、でも日本一といえる魚種のあらゆる料理にあう

「冷や」だけではなく「ぬるかん」人肌より少し高いくらいが良いらしい (店主)

日本酒の酒蔵吉田屋【長崎島原半島】 (bansho.info)

ホームページの伝統技法も気になったが、この時代おくれの理由とうみだす日本酒のルーツをこの目で見る為に

一路、島原半島へ向かいました。島原港より右手に雲仙岳をのぞみながら、そこには伝統技法もそうだけど

かなりのこだわりが随所にありました…..お酒とは話がそれますが

【僕の生まれた年代の1966年のクラウン】

はじめて乗せていただきました、渋すぎる…大学生くらいの若い子たちからメチャ注目されながら

何とも懐かしい、まだちゃんと動きます。

【酒蔵でいただく珈琲☕】日本酒ではなく でも徳利の中の珈琲は実に香りもよく、もちろん風味も味も

これははまりそう ※吉田屋さんでいただけます。

そして….「蓄音機」何とも久しぶりの感覚だ….

レコードと蓄音機で奏でる音は、今の最新の音響とはまた違う…うーん言い換えると肉声に近いかも

マリリンモンローの「帰らざる河♪」はじめて聞いたのかな?どこか懐かしい….

長崎県の島原半島の南に、こんな場所があるなんて、古き良き時代を思い出す

「肉声」「人肌」…そして「日本でもほぼなくなった伝統製法 はねぎ搾り」のお酒

キーワードは「繋がる・伝える」、コロナが少し落ち着いたら是非訪れていただきたいお気に入りの場所ができました。

時代おくれ…か、最高の褒め言葉だ!